2 0 1 0 . 1 1

鬼頭曄略歴


1925年 東京生まれ。
1948年 東京美術学校日本画科卒。
1949年 自由美術家協会会員。1
951?1952年 日本橋丸善個展。
1952年 フランス政府保護留学生として渡仏。
1953年 パリ国立美術学校入学、スヴェルビー教室。
1957年 アマテュール・ダール賞。抽象絵画スイス賞。
1964年 池袋西武フランス現代美術展に参加。
1969年 西武百貨店個展。
1974年 自由美術家協会自由美術賞。
1975年 紀伊国屋画廊個展。
1980年 キッドアイラックG個展。
1982年 愛宕山画廊個展。
1983年 キッドアイラックGでデッサン展。
1984年 兜屋画廊個展。永井画廊個展。
1989年 ギャラリーうちやま個展。
1994年 没、享年69歳。
1994年 キッドアイラックGで追悼展。
1998年 池田舎遺作展。東京国立近代美術館作品収蔵。 会員:堀良慶
美術館名:柏わたくし美術館

My collection
題名  酔いどれ天使
作家  鬼頭曄 きとう・あきら
   (1925~1994)
画材  鉛筆・水彩、紙 39×27cm
制作年 1992年

作品紹介


この「酔いどれの天使」は、空中に天使が飛んでいるようにも、テーブルの上で踊っているようにも、椅子に座っているようにも見える。
この天使にはオッパイがあり、女性の天使。この天使、酔っぱらって目の焦点が定まっていない。
汗が顔をつたわっている。汗ではなく涙かも知れない。目も沢山あるようでおもろい顔だ。
この絵、呑んでもいない私も時に酔っぱらってしまう。
天使は神のメッセンジャーではなかったか。何か可笑しい。でもどっかで見たような懐かしい酔いどれ天使。この天使はユニークだ。天使が酔っぱらうなんて私は考えたこともない。
この絵、居間に居座って長い。グラスに酒を注ぎ天使に乾杯している時、至福の時が過ぎてゆく。
鬼才鬼頭曄はフランス生活が長く、フランスで認められた日本人作家である。オリジナリティに溢れ、フランスの多くの美術館にも収蔵されている。
日本人洋画家で世界に認められた作家は実に少ない。こんなに面白い絵を見たことがない。

第6回コレクション展東京展 9月5日オープニングパーティの様子




「わの会」の放談会


第24回放談会は、2011年1月16日13:30-、京橋のギャラリー川船で開催予定。