あいうえお順 100文字 作家略歴

ご案内 100文字という簡便に利用可能な作家略歴を無料で提供させていただきます。 コレクター、わたくし美術館、美術愛好家、作家を中心に絵画に関係する皆様にご利用いただければ幸です。

当略歴は、「わの会」の会のコレクション展、図書「わの会の眼」、放談会記録で使用する為に作成した略歴です。美術普及の情報インフラとして今回、1613名の作家を作成していますが、今後3000名に増やしてゆく予定です。

略歴対象作家 油彩、水彩、版画を中心に埋もれた物故作家を意識的に作成しています。余り紹介されない美術教育者、美術普及に貢献された作家、デザイナー、ポスター、挿絵の作家も油彩も手掛けており一部加えています。又「わの会」コレクション展、「わの会の眼」「わの会の眼Ⅱ」に出品された作家も加えていますので現存作家や彫刻家、日本画家の作家も多くはありませんが掲載されています。のちに彫刻家、日本画家等一部は分離、掲載してゆきます。

略歴制作の目的 あーと・わの会は、主にわたくし美術館とコレクター、作家、画廊等の会員による美術普及を目的とした趣味の会です。「わの会」の活動に於ける基礎資料となる様に作成したものです。会の目的の一つに発掘顕彰活動があります。この発掘顕彰作業にも役に立ち、目的に沿うものです。加えて会以外の方にご利用いただければ幸いです。

何故?100文字略歴なのか 作家の略歴についての文字数は100文字程度で充分だとは思っておりませんが、
  1 コレクターが行う作家調査の導入、利用情報としては充分です。
  2 100文字略歴は簡便に利用できることを主眼に置いています。
  3 美術普及関係者に利用しやすくした情報です。

出典 略歴制作には下記の公開されている資料から作家の略歴を調査しています。選択された資料を参考にして、選択、簡略化、加工して100文字に纏めています。
  1 日本美術年鑑、東文研アーカイブデータベース(ネット上) 
  2 20世紀物故洋画家事典(美術年鑑社) 
  3 Wikipedia、コトバンク等のネット上検索 
  4 県立美術館、市立美術館、区立美術館 
  5 地方自治体(教育委員会等)、私立美術館、個人美術館のHP、図録及び作家紹介資料 
  6 企画展の図録、画廊の図録、資料

当略歴の訂正、更新について 若し、当HPの読者の方で間違いや更新がありましたら、略歴チームで検討させていただきます。定期的に更新させていただきます。下記の問合せ連絡先にご一報下さい。

ご利用上の注意事項 当略歴の著作権は、あーと・わの会及び略歴制作者にあります。当レポートをご自身だけに限定使用される場合は問題ありません。但し、不特定多数の方に配布される場合、又発信される等場合、加えて営業目的で多量に使用される場合にはあーと・わの会にご相談、許可を得て下さい。有料でお売りすることも検討出来ます。

著作権等
Copyright © 2018 あーと・わの会、佐々木征、平園賢一、堀良慶 All Rights Reserved.

                                                                       作家略歴(五十音順)の表示の説明
:油彩、:版画、:水彩、:彫刻、:日本画、:立体、:南画、:装填、;童画、:挿絵、:写真、水墨:水墨画、:浮世絵、:美術教育。

略歴作成に於ける簡略化、校正の統一について (掲載順 順不同、敬称略)

校正統一 : 佐々木征、堀良慶

01 極力100文字略歴で統一。100文字に収まらぬ場合、掲載内容が異なる場合には“やむをえず”2つ、3つの略歴が併存しています。「Ⅱ、Ⅲ」 で表示。100文字略歴は100人の作成者がいれば100人の略歴が出来てもおかしくありません。無理に統一することはしていません。

02 生れ、生まれ、出生地、誕生 は 「生れ」で統一。(文字数減の為)

03 生まれた土地表示 県、県庁所在地、都市は「市」「町」で表示。江戸時代は当時の名で表示も可。東京生れ、東京都、東京市、東京府生れは「東京生れ」で統一。江戸時代の「江戸生れ」は可とします。大阪市、大阪府、大坂市、大阪うまれは、「大阪生れ」で統一。京都は「京都市」、「京都府」表示します。

04 没年、享年表示は「没」表示とする。 例示 ; 東京で没、78歳。 才、歳は「歳」に統一。没年には満年齢、数え没年齢があります。生没年月日が判明の作家は満年齢、数え没年齢。とも可。併記する場合もあります。余り拘らない。

05 自殺、自死の表示は「自死」に統一。

06 東京美術学校入学、卒業の場合・・・判る場合は極力、〇〇科卒と科名まで表示で統一。

07 資生堂ギャラリー、資生堂画廊は当レポートでは極力「資生堂ギャラリー」で統一する。「資生堂画廊」は間違いではありません。明確に使用されています。    

08  <国、地域の漢字の表示>
アジア; 亜 、国際; 際、フィリピン; 比、アメリカ; 米、スペイン; 西、ブラジル; 伯、フランス; 仏、イギリス; 英、インド; 印、オーストラリア; 豪、オランダ; 蘭、イタリア; 伊、ヨーロッパ; 欧、カナダ; 加、ベルギー; 白、ドイツ; 独、メキシコ ; 墨、ソ連; ソ、ロシア; 露 中国; 支 等を使用。
ヨーロッパに行き巡遊した場合 ;  「渡欧」、「渡仏」、「渡伊」 、 フランスに滞在 ; 「滞仏」 、ヨーロッパに滞在「滞欧」 に統一表示。

09 略歴者、校正者は極力、主観を入れず、公正に制作しています。

11 二科展、二科会展は二科展が正しい。「二科展」に統一。 二科会員、二科会会員は「二科会会員」で統一。同様の「二科会会友」に統一。

12 1947年~52年「第二紀会」、1953年、第7回展より「二紀会」に改称。 二紀展、二紀会展は「二紀展」に統一。

13 1998年白馬会研究所(正式には白馬会洋画研究所)は学んだ画家は小林萬吾、白滝幾之助、湯浅一朗らがいた。文字数を少しでも削るため、「白馬会研究所」で統一。洋画は極力削除しています。白馬会葵橋洋画研究所は「葵橋洋画研究所」で統一(文字数減の為)(1923年まで存続)学んだ画家は和田三造、岸田劉生、木村荘八、牧野虎雄、川路柳虹らがいた。当初は白馬会会員の菊池鋳太郎の私宅に置かれ、1899年(明治32)赤坂、溜池の合田清の工房に移された。後に、菊坂、駒込に第2、第3の研究所が設置(菊坂研究所)されるに至り、「白馬会溜池研究所」と称した。「白馬会溜池研究所」を表記も可としています。

14 1889~56年「太平洋画会」、1957年「太平洋美術会」に改称。1904~28年「太平洋画会研究所」は1929年「太平洋美術学校」に改称。1957年に再開し、現在は太平洋画会研究所  太平洋画研究所は間違いで会を挿入。・・・・「太平洋画会研究所」に統一 展覧会は「太平洋展」。

15 日本水彩画研究所は間違い、会を入れる。・・・・「日本水彩画会研究所」に統一

16 独立美術協会展・・・・「独立展」に統一(文字数減の為) 独立賞と協会賞の区別をすること「例示:独立展で独立賞、独立展で協会賞」表示又は 「独立賞」単独表示も可。 他の団体展でも受賞は「〇〇賞」とし、極力、受賞は付けない。(文字数減の為) 1928年「一九三〇年協会」洋画研究所」を開設、「独立美術研究所」は1931年(昭和6)2月に開設された。

17 “1930年協会”は他の年代表示と間違う可能性があり、区別する為、「一九三〇年協会」とする。表示例 「一九三〇年協会」展 と表示とする。

18 ヒュウザン会か?フュウザン会か?は「ヒュウザン会(のちフュウザン会)」に統一。発足当初1,2年はヒュウザン会その後フュウザン会に変更されています。

19 1936年「新制作派協会」、1951年~「新制作協会」に改称。展覧会表示は「新制作派協会展」は文字数減対策もあり「新制作展」表示も可。賞の種類は、「協会賞」と「新作家賞」が設けられているが、事実上、「新作家賞」 が唯一の賞だといえる。受賞者は直ちに「新制作協会協友」に推挙される。これは他の団体でいうところの「会友」に該当するものである。51年5月創造美術は新制作派協会と合流、新制作協会日本画部(派が削除)となり、9月に第15回「新制作展」が開催された。

15 本郷洋画研究所 のち1923年本郷絵画研究所と改称。本郷美術研究所とされている場合もあり、本郷岡田三郎助美術研究所いずれの表記も可。極力「本郷洋画研究所」とする。

16 戦前の京都市美術展覧会は「市展」、戦後の京都市美術展は「京展」と略して表示も可。

17 「旺玄社」は戦前名、1947年「旺玄会」は戦後に改称。「旺玄展」

18 国画会展と国展はあるが「国展」が正しい。

19 1976~2001年「安田火災東郷青児美術館」、2002年~「損保ジャパン東郷青児美術館」

20 MAVO、マヴォは「MAVO」で統一

21 「槐樹社」は1924~1934年設立。 「新槐樹社」は1958年設立。

22 「大潮会」、「大潮展」

21 「白日会展」、「東光展」、「光風会展」、「一水会展」、「モダンアート展」、「春陽展」、「立軌展」、「美術文化展」、「行動美術展」、「自由美術展」、「主体展」、「大調和展」、「新槐樹社展」、「創元展」、「示現会展」、「大潮展」、「二科展」、「二紀展」、「太平洋展」、「独立展」、「「一九三〇年協会」展」、「新制作展」、「旺玄展」、「国展」、「大潮展」、「光陽展」、「日洋展」、「新樹会展」、「安井賞展」、「青樹社展」、「大潮展」、「立軌展」、「新世紀展」で基本的に統一した。
注意;日本画中心の巽画会の展覧会は「巽画会展」です。

31 アバンギャルド、アヴァンギャルド、アバンガルド、アヴァンガルドは「アヴァンギャルド」で極力統一。(但し、固有名詞は除きます)アバンギャルド、または、アヴァンギャルド(仏: avant-garde)、また漢語表現で「前衛」と呼ばれている。固有名詞の例示 ; 斎藤義重の検索です。 横須賀市美術館では古賀春江、東郷青児らが主宰するアヴァンギャルド洋画研究所と表示しているが東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、ウキペディアでは古賀春江、東郷青児らが主宰するアヴァンガルド洋画研究所と表示している。「アヴァンガルド洋画研究所」で統一。「アヴァンギャルド芸術運動体「世紀」」(桂川寛展 熊谷守一美術館)と表示している。ナゴヤ・アヴァンガルト・クラブ、ナゴヤ・アバンガルド・クラブは固有名詞扱いで「ナゴヤアヴァンガルドクラブ」で統一。

32 アート・ステューデンツ・リーグで統一。

33 英語“シュールレアリズム”、仏語“シュルレアリスム”がありますが「シュルレアリスム」で統一。(文字数減の為)

34 ディスプレイとディスプレーは「ディスプレイ」で統一。英語のスペルからいうと、ディスプレイが正しい。

35 ブリジストン美術館、ブリヂストン美術館は「ブリヂストン美術館」で統一。

36 マチス、マティスは「マティス」で統一。

37 「レジオンドヌール勲章」、「シュヴァリエ」で極力統一。

<参考>レジオンドヌールには等級があり、高位から『グランクロワ』(Grand-Croix, 大十字)、『グラントフィシエ』(Grand-Officier, 大将校)、『コマンドゥール』(Commandeur, 司令官)、『オフィシエ』(Officier, 将校)、『シュヴァリエ』(Chevalier, 騎士、勲爵士)の5階級に分かれる。さらにこれより上位に、「名誉軍団」総長たるフランス大統領には頸飾が与えられる。フランス人の場合はシュヴァリエから順番に階級が上がるが、オルドル外となる外国人の場合はその限りではなく、功績次第でいきなり上位章を受ける事もある。

38 カルフォルニアかカリフォルニア論議は「カリフォルニア」とします。

39 ニューヨークは「NY」表示も可とする。(文字数減の為)、ロスアンゼルス、ロサンゼルスは「ロサンゼルス」に統一。「ロス」「LA」表示も可とする。サンフランシスコは「シスコ」表示を可とします。

40 マルセイユ、マルセーユは「マルセイユ」が正しい。 べネチア、ヴェネチア、ヴェネティアは「ヴェネツィア」で統一。「ベニス」時代で旧名表示も可。

41 アーチスト、アーティストは「アーティスト」に統一。

42 「アカデミー・ドラ・グラン・ショミエール」 「グランド・ショミエール」 「アカデミー・グラン・ショミエール」は「アカデミー・グラン・ショミエール」に統一。

<奥付>
「コレクターによる、手作りの100文字美術作家略歴、1514名作家リスト」

発      行 あーと・わの会
代      表 理事長 平園賢一  (30年7月1日より就任) (前理事長 野原宏)
企画・制作・編集 略歴チーム 佐々木征、平園賢一、堀良慶
校      正 主な校正者 佐々木征、堀良慶、和田孝明
個 別  校正者 福井豊、中村徹、星裕典、此木紀子、小山美枝、高木巧治、鈴木忠男
H P  掲載日 平成30年7月26日

問合せ 連絡先
あーと・わの会 略歴チーム事務局
〒277-0871 千葉県柏市若柴1-358 柏わたくし美術館内
Tel ; 04-7134-8293
E-mail ; ryokeihori@yahoo.co.jp